●環境
・イヤホン : 【Panasonic】 RP-HJE50
・SDカード : 【Transcend】 TS512MSD80
・本体メモリ使用量 : 1GB
・収録曲数 : 約250曲
・mp3概要 : LAME3.97b --preset fast standard (VBR192kbps)
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●本体
・素材がプラスチックの割にあまり安っぽさは感じられないが、意外と指紋や傷が付きやすい
・背面の刻印は気が付いたらかすれている程に頼りない処理
・重さは91gと、昨今の軽量ケータイとほぼ同等の重量感
・面積は、折りたたみケータイの画面部分に横幅が少し増した程度で、厚みはそれの2枚分相当
・手に取った感覚は、再生専用ポータブルMDプレーヤーに似ている
・転送速度は、本体メモリが読み書き共に平均5.3MB/s、SDが読み3.5MB/s、書き3MB/s
・USB端子カバーはT字ゴムとは別に、本体とカバーに凹凸がありしっかりと固定される
・USB端子カバー裏側には「USB / RESET / EXT」と、各端子の位置と名称が刻印されている(EXTはACプラグ)
・ボタンのクリック感はしっかりしている
・画面はタッチパネルといっても、触ってみた感触はケータイのそれとさほど変わらず
・液晶表面に特殊な加工はされておらず、指紋は普通に残ります
・画面部分が窪んでいる為、端や隅にホコリが溜まりやすい
・スタイラスで本体を固定出来るけど、グラつくとすぐにすっぽ抜けるので気が気じゃない
・充電禁止モードが無い為、USBに接続すると問答無用で充電が始まる
・ACアダプタ経由で充電しようとすると、設計ミスの為かプラグ右側が本体と接触してしまい奥まで差さらない
・SDカードは、画面側を裏にして差す仕様
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●操作面
[ファームウェアVer.2.20]
・電源ONはHOLDスイッチを左側へスライド(一瞬でOK)、電源OFF時は左側へ約2秒ほど固定
・起動時間は約4~5秒付近
・起動する際、起動画面とメニュー画面が表示されるタイミングで「ブツッ」とノイズが入る
・ディスプレイの視認性は高く、明るさは10段階の調整が可能
・バックライト点灯時にHOLDスイッチを左側へ一瞬だけスライドさせると手動で消灯出来る
・日本語フォントは海外製品にしてはバランスが良く、まぁまぁ読みやすい
・タグやファイル名に入力された「・(中点)」は表示されない(全角スペースとなる)
・タッチパネルの反応速度は良好で、指でもちゃんと操作が可能(ただしスクロールバー操作はやや難しい)
・画面を見ずにタッチパネル操作で曲送りは、慣れさえすれば出来なくは無いけど難しめ
・ファイル再生やフォルダ/アイコンの開閉は「選択→実行」みたく、いちいち2回クリックしないと開けないのがもどかしい
・ボリュームキーの間にあるMキーには「再生・一時停止 / 次の曲 / 前の曲」のいずれかを割り当てられる
・早送り、巻き戻しともに曲プレビューあり(正確には頭出し)
・本体メモリからSDカードに曲が切り替わる際のラグは無く、実にスムーズ
・曲名/アルバム名/アーティスト名といった曲情報が長かった場合、同時にスクロールされると訳分からん状態に
・お気に入りブックマーク機能はやはり便利
・レベルインジケータの表示/非表示が欲しい
日本語タグ表示例。「モンキー・パズル」「ラジャ・マハラジャー」「パンチラ・オブ・ジョイトイ」の中点はNG。☆はOK。
[ファームウェアVer.3.40b]
・起動時間は初回に限り約12秒で、2回目以降は約6秒~8秒
・SDHC規格カードに対応(当方では未確認)
・iPodみたく、アーティスト別やアルバム別といったブラウズが可能に
・マウスジェスチャのように、画面をスライドさせるようになぞるとフォルダスクロールや階層移動が可能
(ただし、フォルダスクロールしていると稀にフリーズが発生し、電源OFF以外操作不能に陥る)
・HOLDスイッチON時にボリュームキーを「無効 / ボリューム / 曲送り」のいずれかに割り当てる事が可能
(これにより、Mキーとの組み合わせでタッチパネルに依存しない使い方が実現でき、ポケット内で手探り操作OKに)
・動画の一時停止時に、映像も合わせて停止するように(今まではファイルブラウザに戻っていた)
全体的な操作性は良い部類かと。
基本はスタイラスで操作するんでしょうけど、自分はもっぱら指で操ってます。
ただ、マニュアルがあまり丁寧に作られていない為、補助メニュー項目のそれぞれの役割を把握するのに少々時間が掛かるかも知れません。
そして先日、本家サイトで公開されたベータ版ファームウェアVer.3.40b。
ベータなので当然不安定と思える場面がチラホラ見受けられますが、HOLDとMキーを組み合わせて普通のプレイヤーみたく曲送りや一時停止が出来るようになったのは非常にデカいです。
これによって、タッチパネルを敬遠していたポケット操作派の人も安心してこの機種に移行出来るでしょう。
スライドスクロール機能も地味に便利。だけど移動量の調整がかなり難しく、ちゃんと正しい位置にスクロール出来るようになるはかなりの熟練が必要です(苦笑
本家ではタッチパネルを利用した電子辞書のデータがダウンロード可能ですが、本家=韓国なので当然ハングル辞書。
ここはひとつ日本でも独自に国語、和英、英和辞書データを用意してもらいたいところ。
それと、両方のファームウェアで起こった現象ですが、電源が突如入らなくなる時があります。
その場合は、先の尖ったモノでRESETボタンを押して電源を入れると何事も無かったかのように起動しました。
個体差なのかバグなのか、再現性が無いので何とも言えません。
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●音質面 (聴覚には個人差がある上に、そこまでこだわりを持たない人間なので感想はテキトーです)
・37mW x 37mW出力は伊達じゃなく、ミニコンポ並の表現力
・「イコライザ / BBE / Mach3Bass / 3Dサラウンド / ステレオEnhance / MP Enhance」等、豊富な音場効果設定
・ユーザーEQは、「80 / 230 /1K / 4K / 12KHz」の5箇所調整が行なえる
・ホワイトノイズはあるにはあるけど、深夜等といった静かな環境じゃなければ気にならないレベル
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●画質面
・付属の「jetAudio」を利用して、rmやdivx形式等の動画を専用のAVI/WMP形式に変換出来る
・ソースが「24分 / 120fps / 300MB」のDivX形式aviの場合、標準設定で84MBまでサイズ縮小
・JetAudio最新版ならFLV形式の変換にも対応
・ソースさえきちんとしていれば画質は実に良好で、30fpsなのでケータイなんて比じゃない滑らかさ
・自動120fps処理を施したソースの場合は、強制的に30fpsで統一されている雰囲気(要検証)
・シーク速度は本体メモリ/SDカードともに0.5秒以内
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ざっと箇条書きで書き連ねてみました。大まかな印象はとりあえずこんな感じかな。
後日、ラジオや音声録音といった機能について加筆修正するかも知れません。